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税理士2世の進路相談

東京都新宿区・千代田区と千葉県船橋市の税理士法人TOTALの税理士 高橋寿克です。

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O様からのお問合せです。

内容
■年齢 26歳
■性別 女
■資格 簿記2級、公認会計士受験(12月短答不合格)
■職歴 ない
■学歴 MARCH在学中(3年生)
■会計事務所経験 なし
■居住地 首都圏
■その他 税理士2世

 

高橋先生お世話になります。

私はフリーターを経て24歳で大学に入り、税理士(独立)の父の勧めで会計士の勉強をしてきました。しかし在学中に論文合格はおろか短答合格も果たせる自信がなくなり、それと同時にいまさらですが将来への不安が大きくなっています。年齢や今後の結婚・出産のことを考えると、何よりも「早く働きたい」という思いが強いです。また、父の跡を継ぐにしても、ほかの税理士事務所に勤めてからと考えています。

 

今後の進路について、考えていることを挙げるのでアドバイスをいただければ幸いです。

Q.1 就活をする

Q.2 会計士受験を続ける

Q.3 税理士受験に転向
所属学部と履修の問題で受験資格がないため、来年度必要な単位を修得するか簿記1級に受かる必要があり、在学中の受験は不可能

Q.4 大学院進学
卒業時20代ギリギリになる上、「院免除」では嫌厭されないか

 

A.1 就活

グローバル経済の発展とともに、企業は、人材教育機関としての機能が低下し、即戦力に近い人材を採用することが多くなりました。

大企業に入るには、一浪までで一定レベルの大学に入る必要があり、ネット時代の就活は、高倍率でネガティブチェックがきつく、敗者復活戦は少なくなっています。

職歴がない方の学歴が有効なのは20代前半までです。残念ながら、大企業への就活はあまりうまくいかないと思います。

また、会計事務所への就活も、このタイミングでは未経験・科目なしですから、環境が整った税理士事務所への就職は厳しいでしょう。

現在は会計事務所への就職も、一般企業と同じように数十倍も普通です。中堅税理士法人なら2~3科目持ちくらいが当たり前になってきています。

 

A.2  公認会計士試験

公認会計士の就職難は、首都圏に関する限り、だいぶ解消されてきたようです。ただ、従来の難関試験に戻りつつあり、平均合格年齢が26歳くらいであることを考えると、若くてキレのある頭脳が必要とされます。
数年前のように公認会計士試験が簡単になることは、当分の間ないでしょう。
O様の場合、会計士試験にまだ未練があるなら、会計士試験の短答受験を、もう1、2回だけ受験してもいいかもしれません。ただ、税理士試験の簿記論・財務諸表論と並行するイメージの方が安全でしょう。
また、本当に合格する気がしないなら、きっぱりとあきらめて前向きに税理士試験に転じるのがお勧めです。

 

A.3 税理士試験に転向

税理士試験は、人生の挫折組の敗者復活戦的な要素が大きく(私もその典型です)、やり直しがなんとかなることがあります。また、O様は、お父様が開業税理士ですから、(今は希望していませんが)最悪、就職に困ることはありません。
個人的には 大学院進学の可否・時期は置いておいて、これがもっとも合理的ではないでしょうか。
今から、簿記論、財務諸表論、ミニ税法の3科目を同時に進めて、来年には最低3科目受験。
8月に余力を見て、3科目のまま行くか、大学院に行かないなら法人税法(又は所得税法)を追加する余裕(キャパシティー)があるのかを判断すればいいと思います。
簿記論・財務諸表論は、短答レベルに少し積み上げすれば合格しますし、今からミニ税法を始めて、秋から上級直結・既修者コースを受ければ合格率はそれなりに高いでしょう。不合格の場合でも、だいぶ仕上がっているので、働きながらでも受験できるし、大学院との両立も可能です。

もちろん、大学で受験資格をもらえる講義は取ってください。

 

A.4 大学院進学

大学院進学を嫌う会計事務所がそれなりにあるのは事実です。特に、社会人経験がないうちに大学院に行くのはあまり良い印象は持たれないでしょう。
また、税理士の娘というのも会計事務所への就職では不利に働きます。
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税理士法人TOTALでは、税理士のお嬢さん・いわゆる2世も、大学院進学者もかなりいますから、所長の方針次第とも言えます。

もっとも大学院進学者は、入所後に仕事と両立して進学した方が多いですが。
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大学院進学は、税理士試験受験後、または会計事務所就職後のオプションで良いのではないでしょうか。
会計事務所の就職においては、大学院免除のみより、税理士3科目の方が高く評価されます。首都圏なら働きながらでも週末・夜間大学院で通えるところは結構あります。

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税理士法人TOTALには、現在、週末・夜間大学院在学中の者が3名、4月からも新たに1名が進学します。
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3科目持ちの段階で進学すれば、先が見えている分、精神的にかなり楽です。

 

私は25歳で、職歴なし、健康不安で他に生きていく方法がなく、消去法で流されて税理士試験を始めました。

O様も、挫折感や将来の不安で悩まれていることと思います。

ただ、第三者的に見れば、年齢的・家族背景的にもまだまだ恵まれている方です。

若さはまぶしいし、羨ましいですが一瞬です。
特に女性の恋愛には旬があるのかもしれません。

勉強も仕事も大切ですが、素敵な恋愛も含めて人生を楽しんでほしいと思います。

 

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税理士 高橋寿克

この記事に関するコメント

  • 高橋先生
    ご回答くださりどうもありがとうございます。
    再来年に3科目は受かるように勉強してみようと思います。

    2013年2月19日 9:35 PM | O

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