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税理士試験と簿記1級の難易度

東京都新宿区・千代田区と千葉県船橋市の税理士法人TOTALの税理士 高橋寿克です。

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K様からのお問合せです。

内容
■年齢 26歳
■性別 女
■資格 簿記2級
■職歴 24歳まではバイトや派遣社員
24歳~26歳 税理士事務所の正社員
■学歴 高卒
■会計事務所経験 2年
■居住地 不明(ご記入いただけると助かります)
■その他 日商簿記1級を二度不合格

将来、税理士になりたいと考えています。
19歳で結婚し、3年間の結婚生活後、離婚しました。離婚後、本気で何かを極めたいと思うようになり、勉強を楽しいと思えた会計の道に進もうと決心しました。
決心したものの、自分の弱さゆえに税理士試験の受験資格すら得られていない状況です。(あと1年勤務すれば得られると思いますが)
公認会計士なら受験資格がいらないという安易な考えから、某有名資格学校の会計士講座を申し込んだり、今は仕事も残業が続き、思うように勉強ができず気持ちも落ち込んでいます。
もともと税理士になりたいと思っていたのに、焦りから会計士に手をだし、それでも仕事との両立がうまくいかず自分に甘くなってしまっています。

Q.進路について本気で悩んでいます。
1.公認会計士
仕事をしながらは無謀じゃないかと感じました。
2.税理士受験専念
仕事をやめて2年間受験専念期間を設け、
簿記1級→簿記論、財務諸表論、法人税の3科目合格後→再就職
3.会計事務所に勤務しながら受験
このまま仕事を続けながら一科目ずつ税理士の勉強をする

A.
私は、簿記2、3級を軽く受講しjuじゅたくらいで、受験すらしていませんのでピンときませんが、
簿記1級は、難しいそうですね。
工業簿記の原価計算が合わない方はダメなようです。メーカー経理なら重要ですが、税理士業務なら簿記は2級で大丈夫です。

税理士法人TOTALにも、簿記1級を3回連続不合格で、簿記1級をあきらめて、その後、税理士試験に官報合格したスタッフがいます。
「何で合格できなかったの?」と聞いても「わからないです」とのことでした。

相性もあるのかもしれません。

 

1.公認会計士
2007年から2009年にかけて、公認会計士試験が大量に合格者をだし、極度に易化して、税理士試験より簡単だといわれ、
20代の方は、みんな会計士試験を目指しましたが、その後、極端な就職難に伴い合格者は従来水準に戻り、難易度も元に戻りました。

公認会計士は、「合格者調」によると
学生(34.7%)、専門学校生(38.2%)、 無職(17.2%)であり
実に90%以上が受験専念になります。
また、平均合格年齢は、例年26、27才であり、
全員就職というわけには行かない現状を考えると、
独学で、働きながらは事実上難しく、キャリアチェンジの資格というよりは
学生時代から2~5年専念して27歳くらいまでに合格すべき試験だと思います。
(学歴・職歴が高い場合は、一度社会人になって20代半ばスタートで30前後の合格もOKです)

 

2.税理士受験専念
若くして受験に専念すれば、税理士試験に合格できる確率はもちろん上ります。
それでも、個人的には、今の職場が会計事務所としてかなり劣悪な職場環境というのでなければ、受験に専念するのは今ではないような気がします。
一つの職場に長く続かない人は、だんだん転職が難しくなります。
バイトや派遣社員をした後、手に入れた正社員の地位です。可能ならあと3年くらいは今の税理士事務所の勤務を続けた方がしっかりした人という印象を与えられると思います。
高卒後、5年同じ会計事務所に勤めたとしたら、30歳手前で経験5年の優秀なたたき上げ会計事務所職員という評価になるでしょう。

ただ、両親がしっかりしていて、いざとなれば資金的にも将来の仕事的にも(家業を継ぐなど)セーフティネットがあるケースなら、または、人生の目的の中にどうしても税理士資格の取得が外せないといなら受験に専念してもいいでしょう。
3. 会計事務所に勤務しながら受験
あと1年勤務すれば、税理士試験の受験資格を、会計事務所の補助事務3年で満たしますよね。
今から簿記論、財務諸表論を勉強するのが私のお勧めです。
上記、1級落ちの官報合格者は初年度簿記論、2年目で財務諸表論に合格しています。
税理士試験の5科目合格者のうち
K様より若い 25歳以下    6.3%
26~30歳    17.4%
31~35歳    23.7%
ここまでで半数に行きませんので、平均取得年齢は30歳代後半だと思います。
公認会計士試験と違って有職者の比率は発表されていませんが、おそらく、働きながらという人の方がかなり多いと思います。
会計事務所勤務後の 最後の1科目専念を除くと、逆に有職者が9割近いと感じます。
税理士試験は、働きながら受験する資格だといっていいように思います。
それゆえに試験期間は長くなり、いつ終わるかわからない閉塞感でつらいのですが。

なお、会計事務所によって、受験生に対する対応がかなり異なります。
税理士法人TOTALのように資格取得を積極的に推奨するところもあれば、仕事優先のみならず古参職員が若い受験生の受験の邪魔をして、直前も休めない職場もあります。
現在の会計事務所が劣悪な労働条件で耐えられないというのであれば、転職はありうると思います。
この場合は、在職中に求人に応募して 転職活動をすることをお勧めします。
(転職活動は自分の社会での評価がわかって生き方の参考になります)

20代は、過去を振り返って、どうしても自分の選択ミスを悔いることが多くなります。
私の場合も、こうしていればよかった、ああしていればもっと幸せだったかもしれないなどと延々と考えていました。
でも、人生は一度きりですし、過去を(省みることは必要ですが)否定しても何も生み出しません。
また、100点満点の人生なんてありませんし、そんな人生は意外とつまらないのかもしれません。
※なお、
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税理士 高橋寿克

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