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税理士事務所・会計事務所の就職情報の税理士 高橋寿克です。

 

税理士法人TOTALは、10月の千葉出店(千葉駅前)・西東京出店(田無駅)が正式に決まりました。
引き続き、他本部への異動に伴う後任(所沢・東村山本部)や、新設予定(柏・池袋・渋谷・立川)など、本部長候補を募集しています。 30代半ば~40代で、会計事務所経験が長く、法人については一通りのことができる経験・技術のある方、ご応募お待ちしています。
資産税事務所経験者・給与計算経験者も併せて募集中です。

 

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TOMO様からのお問合せです。
■年 齢 28才
■性 別  男
■資 格  簿記2級 簿記論、財務諸表論、消費税法受験
■職 歴 下記1年
■学 歴  MARCH 税法免除あり
■会計事務所経験 実家の事務所(10人程度)で1年(内勤)
■居住地 東京

 

いつもブログ拝見させていただいてます。お忙しい中失礼します。 2年ほど前(会計大学院1年生のとき)に公認会計士試験から税理士試験に転向し、今年の税理士試験は簿、財、消費を受験したものです。大学院は免除論文を書いたうえで、今年の3月に卒業しました。 ちなみに大原の自己採点では簿記論と財務諸表論で合格確実レベル、消費税法は合格レベルにまで達しました。

 

この夏の就職活動では15人以上の会計事務所での就職を目指して活動しましたが、年齢や科目を持っていないこともあって、いくら売り手市場とはいえ、就職活動はなかなか成果は得られず、唯一内定をいただいたところも、5人以下の事務所でした。

実家が事務所をやっているので将来的には、そちらの跡を継ぎたいと思っていますが、一度は外で働きたいと思っています。

 

Q.そこで以下のいずれかで迷っています。
(1)12月の試験結果を踏まえて、希望する規模(15人以上)の事務所への就職をめざす
(2)希望する規模よりも小さな事務所で5年程度実務経験をつむか
非常に贅沢な悩みなのかもしれませんが、是非、先生のお知恵をお借りしたく思います。

 

A. 「会計事務所規模別特徴」は参考にしていただいていますよね。

もちろん、会計事務所の規模は、大きな要因ですが、 重要なのは、TOMO様が何を求めるかです。
税理士2世の方は、若くして科目合格が進めば親の会計事務所以外で「修行」するために就職することがあります。
TOMO様が、その際に、従業員数にこだわるのは、親の会計事務所を継ぐことを意識して、同じか若干大きめの会計事務所が良いと思っているからなのでしょう。

 

(2)を選ぶのは 単に会計事務所経験を積みたいだけなら、内勤とはいえ、親元で会計事務所経験を1年しているのであまり意味はないと思います。 良い点は、
・お父さんより若い世代の税理士の新しい技術を学ぶ
・外回りをしたことがなかったので、外回りの経験をする
・人に使われることの意味、人間関係を学ぶ でしょう。

 

(1)を選ぶ場合、 上記に加えて、組織や仕組みを学ぶことができます。 10人くらいまでは、組織は未分化です。所長一人に他の全員がぶら下がります。 これに対して、10人を超えると30人くらいまでは階層が1つ増え、100人くらいまでは階層が2つ増えます。100人を超えるとより細かな機能分化が必要になります。

日本人が、明治維新以降、そして戦後、欧米に留学したように、先の進んだものを取り入れた方が文化を発展させやすいでしょう。

今、父の事務所が10人程度なら15人以上という選択は正しいと思います。 個人的には2択なら(1)をお勧めします。 ただ、今内定をもらっている又は内定をもらえる小規模事務所の税理士の業務レベルが高いか、成長著しいなら(1)でも良いと思います。

 

税理士法人TOTALの場合、5人から5年後には30人になっていました(それからさらに7年、この秋で120名を超えます)。
小事務所が中堅事務所に変わっていくのは大変ですし、実際にはそれほど多くはありませんが。

 

なお、規模だけが重要でないのは言うまでもありません。 SPCや海外業務は、公認会計士の仕事ですし、税理士(非会計士)には一定の信用やルートがないと仕事自体が来ません。
(BIG4税理士法人は、あまり、非会計士の2世の方は選びませんよね)

医療も一定の信用力・グレードや営業ルートがないと増えません。

最近はやりの資産税も、実は多くの事務所では言うほどボリュームはありません。

お父様の事務所は何が強いのか、自分はどんな業務をやっていきたいのかも併せて考えて事務所を選べばいいと思います。

今年の夏は、売り手市場でしたが、それでも中堅以上の税理士法人・税理士事務所は税理士試験2科目合格を一つの目安にしていました。
年末はおそらく2科目は合格しているか有資格者なのでしょう。年齢を28歳なら問題になりません。 ここで就職しない場合は、じっくりと年末に選んでみてください。 なお、可能なら、最低3年は同一の税理士事務所に勤務してくれると税理士事務所経営者としてはうれしいです。それ以下の期間だと事務所の持ち出し(赤字)になることが多いですから。

 

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税理士法人TOTALは、税理士二世も現在4名在籍し、独立希望者も採用しており担当もたくさんもってもらっていますが、担当していた会社を持っての独立は禁止しています。
税理士業務のノウハウはいくらでも差し上げます。よりキャリアアップできるよう経験も積ませていますし、希望者には適性があれば「営業」をしてもらいますが、お客様は税理士法人TOTALの信用でコストをかけて獲得したものです。

税理士登録には協力的ですし、独立も止めませんが、お客様の持ち逃げには厳しく対処します。 採用した5名の2世の方のうち、過去にお一人親と自宅(関東)で登録した方がおられ、今、地方に帰って親を継ぐ準備を始められた方もいます。

税理士法人TOTALの出身者の独立はすでに14名を数えました。思えばずいぶん多くの開業税理士を輩出していますね。
独立組は頑張っている人も、のんびりマイペースの人も、苦労している人もいます。

税理士法人TOTALは現在、税理士(有資格者含む)は23名在籍し、ますます増える傾向にあります。
このほか、他の会計事務所に転職した税理士も6名おられます
(こちらは最近はあまり増えていません)。

うちの独立希望者に対しては

TOTALと違うスタイルで仕事をしたい とか、 私より上手にできるというなら、どうぞ頑張ってやってみてください。
私は、ゼロからお客様を開拓し全力で休まず頑張ってきましたが、今でもそんなに楽はできていないし、40代以下に楽をしている会計人は(二世を除くと)ほとんどいないのを知っています。開業はそんなには甘くないですよ。私が言っても理解できないでしょうから、やりたい方はおやりなさい。苦労するのも人生のうちです。 正々堂々、業界で争いましょう。

というのが、今の私の率直な胸の内です。

結果を残して頑張っている
知り合いの税理士・公認会計士の方々は、
お子さんが小学校高学年になるまで家族旅行を一度もしたことがなかった方2名、平日は、家族と会うことはないという方、自宅と事務所の間に寝るための家を借りている方、家族を職場の近くに引っ越させた方、
まあ、見事なまでにみんな忙しいし、家庭を壊さないように頑張っておられます。

一方で、仕事をし過ぎて家庭が壊れ、離婚した税理士も残念ながらたくさん知っています。
家庭と仕事の2択で仕事を選んで離婚した税理士、逆に仕事上もパートナーだった妻を家庭を守るため職場から追い出した人。

かくいう私も、今でこそ(離婚されないように?)家族と過ごす時間を意図的に作っていますが、二人の子供の赤ん坊時代、一緒にお風呂に入った記憶はありません。
この苦労が経営者を作るし、それが嫌な人は本気の独立に向いていません。

もちろん、食べていくことが目標なら、大変ではないし、そこまでの苦労も必要ありません。
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また、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。

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税理士 高橋寿克

この記事に関するコメント

  • 高橋先生ありがとうございます。

    12月の結果を待とうと思います。頑張ります

    2014年9月7日 5:24 PM | TOMO

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