他業界(公務員)から会計事務所への転身 税理士に絶対になる!
2009年05月17日/ 高橋
■年齢 30歳(独身)
■性別 男性
■資格 簿記2級のみ (他に、エクセル上級、エクセルVBAスタンダード)
■職歴 地方公務員(消防)、公安職、5年弱、転職歴なし
■学歴 早慶
■会計事務所経験 未経験・経理もなし
■居住地 東京
■その他、24時間勤務のため休みは多く、勉強時間はとれるものの睡眠不足状態。
独身で親と同居。比較的貯金あり。
年齢を考慮すると、1年から2年程度のブランクを作ってでも、一刻も早く科目合格(簿財消を予定)をして30代前半のうちに税理士事務所に転職に臨む方が、働きながら勉強して科目合格が遅くなり、30代半ばになって転職に臨むよりは、有利なのではないかと考えております。
Q.1
退職して1年から2年程度受験勉強に専念するか検討中です。私の職歴と年齢で受験に専念した場合、1年から2年のブランクがあることが採用する側から見てどう評価されますか。
Q.2
もし専念する場合は1年で何科目同時に勉強するのか妥当ですか
A.1
消防のお仕事おつかれさまです。
私は、地元の消防団に属しており(今年は分団の部長・会計です)、また、身近にも早稲田大学の先輩に消防指令の方がおり、いつも消防局員の方にはお世話になっています。
消防は地域住民の生命・財産を守る大切な仕事であると同時に、身分・給料が安定していると理解しています。
その仕事をやめて会計業界に入るとしたら(この検討はもう適切に行われているという前提で話を進めます)、絶対に税理士になるのだという思いがあることでしょう。
おそらくよく調べられているのでしょう。考え方で問題ないと思います。
試験を合格した税理士なら、税理士試験の大変さはよく知っています。専念期間は2年までなら結果を残せていればむしろプラス評価です。本気で勉強をしてきた証になります。
年齢的には3年以上専念は仕事を覚える期間を考えると難しいでしょう。
A.2
記憶力・スピードによりますが、頭脳等も勘案し、やはり3科目だと思います。
私は26歳くらいから始め、記憶力に自信があったので初年度で5科目同時で受験しましたがさすがに1科目半手が回りませんでした。
受験科目によってボリュームが違います。
都内で資金余力もあるので、夜間・週末の大学院進学予定があれば簿記論・財務諸表論・消費税法のパターンがいいでしょう。これなら30半ばで最終合格と同時に仕事もある程度できるようになっていますし、精神的なストレスはかなり低いと思います。
(この間の忙しさは相当ですが)
大学院進学を考えなければ簿財に加えて法人税又は所得税(合格だけを優先するならこちら)をお勧めします。
ボリュームが多いですが、極力、途中で捨てる科目を作らないでください。1年で取り切れない可能性は高いですが、2年専念できるので、2年目に不合格科目とミニ税法(できるだけ簡単なもの)を受験すればこちらも30代半ばで働きながら官報合格可能です。
税理士は純粋培養よりも転職・挫折等、多様な経験が生きる資格です。他業界からの人材の流入を歓迎します。
なお、私見ですが、これから、税理士試験の難易度は若干下がると思います。
合格した後は人柄と専門知識で勝負です。
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