税理士試験の受験科目

2008年01月25日高橋

  • 税理士試験の受験科目で会計事務所の就職に評価される科目は
    法人税法以外に、他にどんな科目が評価されるのでしょうか?

 

就職時で評価されるのは

①中小零細事務所では「簿記論」、「財務諸表論」

②中堅事務所では「法人税法」

③相続やデュ-デリジェンス等の資産税が多い事務所は「相続税法」

です。

 

中堅の会計事務所では「簿記論」、「財務諸表論」は必須に近いものがあります。

税法では最重視されるのは「法人税法」次いで評価が高いのが「消費税」「相続税法」

これは法人メインか、資産メインかで違います。

意外に評価が低いのは「所得税法」です。

 

他のいわゆるミニ税法は大差ありません。

税理士有資格者をどう評価するかという事務所の方針次第で、

ミニ税法自体を評価することはほとんどありません。

強いて言えば「固定資産税法」はやや評価が高いでしょう。

 

「簿記論」、「財務諸表論」、「法人税法」以外はいつごろまでに、

どんな税理士になりたいかというライフプランによって選ぶといいでしょう。

 

なお、独立開業する場合はもちろん、勤務税理士でも一流の、専門家である税理士になりたいと

思うのであれば合格後でも、必ず、一度は本気で「相続税法」は勉強しなければならないでしょう。

 

この記事の執筆者

高橋 寿克

税理士法人TOTAL 代表社員税理士 高橋 寿克

千葉県船橋市生まれ。農家の12代目。税理士・行政書士・CFP®・医業経営コンサルタント。
開成高校、早稲田大学政治経済学部卒。
1999年 高橋寿克税理士事務所を開設。現在は全国16拠点に拡大したTOTAL Groupの代表として、税理士法人をはじめ、司法書士法人、社会保険労務士法人、行政書士法人を擁する。
徹底した業務の標準化やクラウドシステム(マネーフォワード、freee)活用で業務効率化を推進。「あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい」を理念に日本一の総合士業事務所を目指している。

TOTALグループでは一年を通して採用活動を行っています

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