税務署からの税理士への転進

2007年10月30日高橋

  • 現在某中央省庁(行政職)勤務です。
    今年6月末で退職し、本格的に税理士を目指そうと思っています。
    実務では相続税、所得税についてはある程度知識はあるものの、税法の試験勉強はこれからです。
    会計事務所で働きながら3科目とるか、1年勉強に専念するかで迷っています。
    税法3科目一からだと働きながらだと逆に時間がかかってしまいそうな気もするし、1年間仕事しないのも30近いので不安です。
    採用側からの視点でアドバイスを頂けたら幸いです。

    また、税法免除OB税理士は採用側には人気ないのでしょうか?

 

(1)家庭状況によりますが

1年間の専念をおすすめします。

働きながら税法3科目はかなりきついはずです。

簿財とは受験生のレベル、合格ラインが違います。

一度専念してから残った科目を働きながらの受験の方が早いでしょう。

 

(2)税法免除OB税理士の評価

①小さな会計事務所

後継者含み以外人気がないでしょう。

独立志向の方を採用するリスクが大きいからです。

 

②BIG4の場合

年齢が高くなっているはずなので

採用上も自分のキャリア上も不利でしょう。

 

③準大手の場合

有資格で実務経験があるのでむしろ30代前半までなら評価されると思います。

ただし、10年もいると組織の色に染まるリスクはあります。

役所的な色が強い方は民間では使いくにいという評価になるかもしれません。

 

ちなみにうちはOB税理士の方にもお手伝いいただいています。

 

この記事の執筆者

高橋 寿克

税理士法人TOTAL 代表社員税理士 高橋 寿克

千葉県船橋市生まれ。農家の12代目。税理士・行政書士・CFP®・医業経営コンサルタント。
開成高校、早稲田大学政治経済学部卒。
1999年 高橋寿克税理士事務所を開設。現在は全国16拠点に拡大したTOTAL Groupの代表として、税理士法人をはじめ、司法書士法人、社会保険労務士法人、行政書士法人を擁する。
徹底した業務の標準化やクラウドシステム(マネーフォワード、freee)活用で業務効率化を推進。「あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい」を理念に日本一の総合士業事務所を目指している。

TOTALグループでは一年を通して採用活動を行っています

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