令和2年度(第70回)税理士試験 合格発表 

2020年12月23日高橋

税理士事務所就職相談室の税理士 高橋寿克です。

 

令和2年度(第70回)税理士試験の結果が発表になりました。

税理士法人TOTALは、今年も官報合格者を輩出できました

(これで10年連続官報合格者を輩出しています)。

その他にも、

最終合格者(大学院免除者で3科目合格目 及び 3科目合格者で大学院に進学する者)も3名うまれました。

科目合格者は、10名で合計13科目になります。
(2科目合格者が3名おられました)

素晴らしい!

 

 

子育て中の母や父、
長く受験に苦しんでおられたスタッフ、
他の会計事務所では両立に苦しんでいた方、

働きながら税理士試験の受験を続けることは大変です。

結果を出したスタッフのみなさんは誇らしく思います。

おめでとう!

 

 

そして、日本中の合格者の皆さん、
おめでとうございます!

 

税理士試験の合格率は、今年、受験生の減少もあり、政策的に上げたと思われますが、一番高い簿記論でも22%、平均すると17.3%です。

 

区分 受験者数 合格者数 2年度合格率 (参考)
元年度合格率
科目
簿記論          10,757            2,429             22.6             17.4
財務諸表論            8,568            1,630             19.0             18.9
所得税法            1,437              173             12.0             12.8
法人税法            3,658              588             16.1             14.7
相続税法            2,499              264             10.6             11.7
消費税法            6,261              782             12.5             11.9
酒税法              446                62             13.9             12.4
国税徴収法            1,629              198             12.2             12.7
住民税              381                69             18.1             19.0
事業税              335                44             13.1             14.8
固定資産税              874              118             13.5             13.7
合計
(延人員)
         36,845            6,357             17.3             15.5

 

なお、税理士法人TOTALの受験生支援は
・税理士試験受験料の負担
・大学院進学費用の全額又は一部負担
・試験休み制度
・有給休暇の活用
・自習室の確保
・担当割の工夫(試験前にあまり担当をつけない)
・受験メインのパートである「受験スタッフ」制度
といった形になっています。

 

実際には、周りに働きながら頑張っている優秀な受験生が大量にいるという環境そのものが、最大の受験生支援なのかもしれません。

このため、税理士法人TOTALの税理士試験合格率は、働きながらにも関わらず、今年は35.1%と、専念受験生を含む統計(全国の受験生の平均)の2倍の結果も出せています。

 

一方で、努力したにもかかわらず、不合格だった方もそれ以上におられます。
実際、私もかなり苦労して税理士に成りました。

 

税理士試験はあきらめずに努力し続ければ、いつか合格できる試験です。

 

今年の特徴は、
受験生は徐々に減りつつあり、官報合格者はそれ以上の比率で減っています。
これは、おそらく、大学院免除が今まで以上に普及してきており、
税理士になるためのルートとして認知が進んでいる影響もあるでしょう。

 

TOTALでも、今年は、官報合格者よりも、大学院免除者で税理士になる方の方が多くなりました。
現在も大学院に在学しながら働いてくれている方が5名おられます。
TOTALでは、大学院に進学するのが「ニューノーマル」になりつつあります。

 

税理士試験の5科目合格でも、ダブルマスターを含む大学院免除でも、どの形でも良いので多くの仲間に税理士になってほしいと思っています。

 

今年は、祝杯も、ヤケ酒も自粛が求められています。
来年はいい年になると良いですね。

 

 

 

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この記事の執筆者

高橋 寿克

税理士法人TOTAL 代表社員税理士 高橋 寿克

千葉県船橋市生まれ。農家の12代目。税理士・行政書士・CFP®・医業経営コンサルタント。
開成高校、早稲田大学政治経済学部卒。
1999年 高橋寿克税理士事務所を開設。現在は全国16拠点に拡大したTOTAL Groupの代表として、税理士法人をはじめ、司法書士法人、社会保険労務士法人、行政書士法人を擁する。
徹底した業務の標準化やクラウドシステム(マネーフォワード、freee)活用で業務効率化を推進。「あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい」を理念に日本一の総合士業事務所を目指している。

TOTALグループでは一年を通して採用活動を行っています

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