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令和3年度税理士試験合格発表 大学3年生2科目合格 悩みは就職か進学か

税理士事務所就職相談室の税理士 高橋寿克です。

 

先日、令和3年度(第71回)税理士試験の合格発表があり、585名の方が官報合格になられました。
合格したみなさん、おめでとうございます。

 

税理士法人TOTALも、3名の方が官報に載り、これで実に11年連続で合格者を輩出することが出来ました。
スタッフに恵まれていることに感謝いたします。
今年もたくさんのスタッフが税理士試験を受験しました。受験生平均よりもだいぶ高い合格率ではありましたが、残念ながら不合格だった方もそれ以上に多くおられます。試験は時の運もありますし、資格試験と仕事の両立は大変です。
また、今年も働きながら大学院に進学する方がおられます。大学院進学者も仕事と通学(論文作成)の両立が大変ですね。

税理士になるという目標を目指して、みなさん、あきらめずに頑張ってください。

 

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Ks様からのご質問です。

■年齢 20歳
■性別 男性
■資格 簿記論、財務諸表論合格
■職歴 なし
■学歴 MARCHの大学3年
■会計事務所経験 なし
■居住地 首都圏
■その他(特殊事情等)
今年簿記論と財務諸表論を受験し先日合格通知が届きました。現在は税理士試験の勉強をしておらず、就職か大学院進学かで悩んでいます。私はゼミに入っておらず、大学院で何の研究をしたら良いのかも分からず、大学院での授業についていける自信がありません。
Q.
就職と進学どちらの方が良いのでしょうか。

 

A.

Ks様、税理士試験 簿記論と財務諸表論の科目合格おめでとうございます。

就職か大学院進学かで悩んでおられるようですが、ゼミに入っておらず、大学院で何の研究をしたら良いのかも分からず、大学院での授業についていける自信がないとしたら、そもそも大学院に何のために進学したいのでしょうか。

 

ks様の意図・目的に従って考えてみます。

1.大学院進学の意図・目的

(1)研究の道に進みたい、教授を目指したい
大学院進学で決まりでしょう。その場合は大学によく相談してください。

 

(2)進学の意図が、税法2科目の免除
大学院の入学試験にまずは合格する必要があります。ゼミに入っていないとあまり情報がないと思うので、この場合も大学に相談しましょう。どういう論文テーマで何を研究すべきかは、その大学院によっても、指導なさる先生によっても異なります。

 

2.大学院進学の意図・目的がなくて迷っている

税理士試験の勉強をしていないとしたら、そもそも、どうすべきか、どうしたらいいのかに迷っているのかもしれませんね。

その場合は、自分の心に聞いてみるしかないように思います。
就職するにしても、会計事務所に加えて、一般事業会社も可能でしょう。最終的に決められるのはks様ご自身です。周りの誰に聞いても答えはありません。年末年始でじっくり考えてみてください。

 

それでも強いて意見を求められるなら、私なら迷っている時間がもったいないので、税理士試験の勉強をお勧めします。

実は、ks様は、少なくとも税理士業界ではかなり就職には有利です。大学3年生・20歳で2科目持っている受験生はほとんどいません。若い官報合格者の多くは、高校卒業後、大学に進学せず、専門学校に進む人です。

 

令和3年度(第71回)税理士試験結果

下の方の「年齢別」を見ると 今年、25歳以下で官報合格者は全国で41名しかいませんでした(そのうち一人はks様と同様にMARCH卒で税理士法人TOTALに在籍しています。彼でも2科目合格は4年生の時です)
Ks様がこの後、数年以内に合格すればかなり早い部類になります。

 

若い未経験者は、小さな税理士事務所よりも、ある程度の大きさがある税理士法人の方が良いように思います。新卒やそれに準ずる若者を育てられる税理士法人は実は限られます。そもそも同期や同年代がいないと話し相手に困ります。
中堅税理士法人はもとより、BIG4を含む大手税理士法人でも、ks様は かなり採用される可能性が高いでしょう。最近は、インターンを受け入れる税理士法人も増えているので、応募してみても良いかもしれません。

 

 

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税理士法人TOTALは、働きながら大学院に進学する方も多く、大学院の受験対策もスタッフ同士で共有しているようです。このため、ほとんどみなさん大学院に合格しています。

また、最近では新卒の応募が増えており、今年は13名 採用しました。会計業界にありがちな過度な残業もない、標準化がきちんとされている、先輩や周りの人にも聞きやすいという安定性がTOTALを選んでいただいている理由のようです。
面接で本人の希望があればインターンを経験していただいています。
早めに仕事を経験することにより、ミスマッチを減らすことも出来るでしょう。

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また、このサイトもありがたいことに皆様のご質問をいただき、事例が増えてきました。 ご質問の前に、同様な質問が無いかご確認いただけると幸いです。

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税理士 高橋寿克

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