キャリアコラム
司法書士と弁護士の違いとは?実務の適性とキャリア形成のポイント
法律の専門職と聞くと、多くの方がまず「弁護士」を思い浮かべるのではないでしょうか。 一方で、司法書士が弁護士と具体的にどう違うのかについては、意外と知られていないかもしれません。 今回は、同じ法律家である両者を比較し、司法書士という職業の特性と、その専門性がもたらすキャリアの可能性についてお伝えします。
実務における「役割」と「専門領域」の違い
弁護士は法律事務全般を扱うことができますが、実務の現場では、それぞれの得意分野を活かした「棲み分け」がなされています。
司法書士の柱:「予防法務」と「登記」
不動産取引や会社設立など、権利の発生や変更を公に証明する「登記」手続きにおいて、司法書士は試験段階から非常に詳細な知識を習得しています。実務の複雑さから、この分野は司法書士が担うのが一般的です。
弁護士の主戦場:「紛争解決」
裁判での代理人業務や刑事事件は弁護士が中心となります。「認定」司法書士も簡易裁判所での少額トラブル(140万円以下)は扱えますが、基本的には「書面を通じて権利を保護し、紛争を未然に防ぐ」ことに主軸を置く実務家が多数を占めます。
日々の業務から見る「向き不向き」
どちらの道が適しているかは、日常的にどのような作業に時間を費やすかを知ることで見えてきます。
司法書士
主な業務は、法務局や裁判所へ提出する書類の作成と手続きの代行です。法律や先例で定められた要件を厳格に満たす「正確性」が絶対条件となります。複雑なパズルを解くように手続きを完遂させ、目に見えない「権利」を確かな形にすることに喜びを感じる人に最適です。
弁護士
依頼者の利益を最大化するため、相手方との交渉や主張の組み立てを通じて、状況に応じた解決策を模索します。個別の事案に対し、法律や証拠を整理し、自らの主張を構成していく側面があると言えます。
キャリア形成:社会人から再出発できる資格
司法書士試験の大きな特徴は、平均合格年齢が40歳前後という点です。受験資格に制限がなく、社会人がこれまでの経験を活かしてキャリアを再構築できる土壌があります。
一方で、学生や若手層は司法試験を目指す傾向が強く、司法書士業界では若手の希少価値が非常に高まっています。早期に資格を取得することは、長期的なキャリア形成において一つのアドバンテージとなり得ます。
「争い」を解決するか、「平穏」を守るか
司法書士の仕事の本質は、社会の「枠組み」をメンテナンスし、紛争を未然に防ぐことにあります。
「交渉で勝つことよりも、正確な手続きで安心を提供したいか」 「緻密な事務作業を厭わず、プロとしての責任を果たせるか」
知名度やイメージではなく、この「日々の実務との相性」こそが、合格後の幸福度を左右します。登記実務において、司法書士は弁護士からも頼られる「確固たるホームグラウンド」を持つ存在です。
「派手さよりも、堅実なスキルで誰かの役に立ちたい」 そう願う方にとって、司法書士という道は、人生の新しい扉を開く確かな鍵となるはずです。
司法書士事務所で働くことに興味や関心を持ちましたら、こちらの採用情報もぜひご覧ください。
司法書士法人TOTALでは、皆様のご応募をお待ちしております。
執筆者

司法書士法人TOTAL
司法書士試験合格者の皆様、司法書士試験受験生の皆様、これから目指そうかお考え中の皆様、司法書士法人TOTALです。
当法人の特徴としては、
<事務所>
事務所は、千葉県船橋市発祥
令和6年9月に丸の内事務所開設
<司法書士資格>
司法書士資格者4名在籍(うち1名未登録)総勢11名(令和6年9月現在)
司法書士受験を奨励・受験生を歓迎しており、現在発表前ですが今年度も複数名受験しています。
実際、受験生から司法書士に合格し、現在事務所の要として活躍している人もいます。
司法書士会の配属研修も、複数回受け入れ実績あります。
司法書士試験以外にも、行政書士試験、土地家屋調査士試験に挑戦するなど勉強熱心な人が多いです。もちろん一般事務が得意な方も歓迎です!
<主要業務>
主要業務は、登記業務
不動産登記と商業法人登記をバランスよく受託しています。
どちらかに特化している事務所が多いと思いますが、両方それなりの件数を扱っている事務所は少ないのではないかと思います。
<事務所方針>
事務所方針として、きめ細かく、丁寧迅速に高品質なサービスを提供し、信頼される事務所、所員であることをめざしています。
個が輝きながら、一人で背負わず組織で仕事をします
<メッセージ>
働き方は様々だと思いますが、私たちの事務所ならではの比較的柔軟な対応ができる可能性があります。実務経験を積みたい方は、是非お気軽にお問い合わせください。
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