不採用が続いた場合の対処法~税理士試験受験専念の危険

2008年01月10日高橋

  • 年齢34歳、男、科目合格3科目(簿財法)
    会計事務所経験なし、受験勉強のため7年ブランク
    3社不採用の後今現在は地方のため既に応募した事務所以外は求人なし
    かなり厳しい状況だと思います。
    求人がないこともありどうしていいか全くわからない状態です。
    何かいいアドバイスがあればお願いします。

 

何かいいアドバイスですか…?

正直、困りました。

7年の受験専念は残念ながら長すぎます。

「どのくらい勉強が進んでから入所すべきですか?」参照)

7年専念してもいいと考えてしまったこと自体

バランス感覚に問題があるという評価になるはずです。

 

おそらく、うちでもこの条件だと

書類審査を通らないと思います。

中堅以上の事務所では難しいと思います。

 

求人票が出ているレベルのしっかりした事務所に

求職者との相対比較で入所することは容易でないでしょう。

 

いったんプライドを捨ててまずは零細事務所に就職して、

合わなければ2~3年後に転職するのが良いでしょう。

方法はこちらのページの後段を参考にしてください。

あきらめずに会計事務所に就職する方法

 

不幸にしてあまり良い事務所でなかった場合何とか1~2か所で2~3年の実務経験を積みましょう。

そうすれば立派な実務経験者です。

仕事もある程度できるようになってるし、業界を見る目も養われています。

その段階で、より良い事務所に転職することは可能です。

 

厳しい言い方になってすみません。

 

現在、受験に専念している人にあえて言うとしたら「税理士試験は難関です。

それでも長すぎる受験専念期間は危険です。」

 

この記事の執筆者

高橋 寿克

税理士法人TOTAL 代表社員税理士 高橋 寿克

千葉県船橋市生まれ。農家の12代目。税理士・行政書士・CFP®・医業経営コンサルタント。
開成高校、早稲田大学政治経済学部卒。
1999年 高橋寿克税理士事務所を開設。現在は全国16拠点に拡大したTOTAL Groupの代表として、税理士法人をはじめ、司法書士法人、社会保険労務士法人、行政書士法人を擁する。
徹底した業務の標準化やクラウドシステム(マネーフォワード、freee)活用で業務効率化を推進。「あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい」を理念に日本一の総合士業事務所を目指している。

TOTALグループでは一年を通して採用活動を行っています

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