サービス業から会計事務所への転職

2010年09月13日高橋

東京都と千葉県の税理士法人TOTALの税理士 高橋寿克です。

 

ご質問はこちらをクリックしてください。

 

Y様からのお問い合せです。
内容
■年齢 27歳
■性別 女性
■資格 資格 なし
     (現在大原簿記学校に通学中 簿記3級)
■職歴 エステティシャン
■学歴 専門学校卒
■会計事務所経験 なし
■居住地 不明 (書いていただけるとうれしいです)

 

今までとは、まったく関係の無い職業ですが、結婚してからも長く働ける資格を目指したいと思ったのが、きっかけです。
ただ、学歴がないので、簿記1級を取得する必要があり、道のりは長いのですが。。。。

 

Q.
とにかく、会計等に携われる環境に移りたいと考えております。
この状況で、働ける事務所はあるのでしょうか?

 

A.
結論から言うと採用する事務所は、ある可能性が高いと思います。
簿記2~3級は早めに取りましょう。
(うちの場合は入社後に簿記の勉強してもらった方も結構いますが)

 

男性の場合、どうしても、早めの外回りをしてもらいたくなるので
税理士試験科目合格レベルの知識を求められることが多いでしょう。

 

女性の場合は、総務・庶務要員、入力補助者として入社することも普通です。
会計事務所の場合は、小さな事業所が多いので、入社当初の仕事に関わらず
多くの場合、仕事が出来るようになるにつれて仕事の幅が広がり、評価も上がるはずです。

 

都心部や、専門職の方を除くと、女性にとって会計事務所はかなり魅力的な仕事でしょう。
営業ノルマも、急な対応も少なく、時間も比較的融通が利きます。
出産後等の再就職や復職が容易ですし、努力すれば専門職として長く成長し続けることも可能です。
家庭と仕事の両立がしやすい職業です。
このため、税理士法人TOTALでも優秀な女性が多数働いてくれています。

 

学歴については、かならずしも全員がいわゆる高学歴というわけではありません。
税理士法人TOTALの場合でも、2割近くの方は高等学校卒・専門卒の方です。
もちろん、役職、仕事内容で特別な差はありません。

 

また、エステティシャンという経歴も、うちにはホテルウーマン、携帯電話販売、美容師、電話のオペレーター出身の方がいます。
接客を伴うサービス業はコミュニケーション能力を評価されるのです。

 

まだ、お若いので、素直さ、向上心、コミュニケーション能力(明るくていねいな日本語)を評価して、採用する事務所はあると思います。

 

なお、簿記1級は税理士になるには必要ですが、職員になるにはあまり重視されません。
また、近所の税理士事務所なら、通勤手当が安く済み、退職されにくいということで採用されやすくなるでしょう。

 

一般の就活と一緒で、倍率はそれなりに高いですし、
めげそうになることもあるでしょうが
あきらめずに就職活動がんばってください。

 

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この記事の執筆者

高橋 寿克

税理士法人TOTAL 代表社員税理士 高橋 寿克

千葉県船橋市生まれ。農家の12代目。税理士・行政書士・CFP®・医業経営コンサルタント。
開成高校、早稲田大学政治経済学部卒。
1999年 高橋寿克税理士事務所を開設。現在は全国16拠点に拡大したTOTAL Groupの代表として、税理士法人をはじめ、司法書士法人、社会保険労務士法人、行政書士法人を擁する。
徹底した業務の標準化やクラウドシステム(マネーフォワード、freee)活用で業務効率化を推進。「あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい」を理念に日本一の総合士業事務所を目指している。

TOTALグループでは一年を通して採用活動を行っています

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