理系から会計事務所・税理士法人への転職

2009年04月27日高橋

■年齢  30
■性別  男
■資格  簿記1級、簿記論・財務諸表論合格(法人税勉強中)
■職歴  臨床検査技師 新卒から
■学歴  地方私立大学
■居住地 不明

 

Q.会計関係は全くの未経験です。2年前から税理士を目指して、昨年、簿記1級,薄,財を取得しました。 現在は、法人税の勉強をやっています。今年の受験後に転職したいと考えているのですが、一般的に私のような経歴で採用は考えられるのでしょうか?
それとも、資格を取るまでは我慢するべきなのでしょうか?

 

A.
「 一般的」の定義次第ですが、4大税理士法人(BIG4)、資産税中心、経験者限定以外の事務所なら
コミュニケーションスキルに問題が無ければ、十分採用されるでしょう。
税理士法人TOTALなら、書類審査はおそらく通過します。

 

資格を取るまで我慢するのはかえって危険と考えます。
30代前半までに出来れば仕事を一通り覚える必要があるからです。
これには普通5年くらいかかります。
(うちではこれを2~3年で出来るようにするのを目標にはしていますが)

 

優秀そうですし、試験も順調で大丈夫だと思いますが、強いて心配するなら
理数系の得意な「理系頭脳」の場合、税法の理論暗記にてこずる可能性があります。
単調で、はまると嫌になります。私は税理士試験の理論暗記は苦手でした。

 

一番つらい法人税法を受験なさっているので、その感覚はご自身で判断できるでしょう。
これから大原やTACの答練時期ですが、初学で上位に入るなら心配しないで良いと思います。
試験後に就職することをおすすめします。

 

会計業界は文系資格で女性が多い業界なので、
理系の仕事から、男性が転職して税理士を目指すケースは実は多くありません。
「経営工学」が脚光を浴びるように、理系頭脳の方が経営分析には向いていると思うことが多く、理系の方の税理士業界への転職には期待しています。

 

この記事の執筆者

高橋 寿克

税理士法人TOTAL 代表社員税理士 高橋 寿克

千葉県船橋市生まれ。農家の12代目。税理士・行政書士・CFP®・医業経営コンサルタント。
開成高校、早稲田大学政治経済学部卒。
1999年 高橋寿克税理士事務所を開設。現在は全国16拠点に拡大したTOTAL Groupの代表として、税理士法人をはじめ、司法書士法人、社会保険労務士法人、行政書士法人を擁する。
徹底した業務の標準化やクラウドシステム(マネーフォワード、freee)活用で業務効率化を推進。「あなたと共に歩み、あなたと共に成長したい」を理念に日本一の総合士業事務所を目指している。

TOTALグループでは一年を通して採用活動を行っています

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