税理士の業種特化
2008年01月20日/ 高橋
- 税理士としてアパレルの人達を助けたい、力になりたいと強く思います。
アパレルに力を入れている税理士法人、事務所等は存在するのでしょうか?
BIG4に行ければ何かしらアパレル企業をクライアントとしているのでしょうか?ご回答宜しくお願い致します。
本当の意味でアパレル専門といえる税理士法人、会計事務所はないでしょう。
少なくとも私は知りません。アパレル業界に縁のある方が
多少人脈でアパレルを多めに扱っているということはありますが。
逆に、BIG4でなくても、うちでもアパレル関係は5社程度あります。
中堅以上の事務所ならアパレル関係のお客様も一定数あるでしょう。
希望すれば、一部の担当者に業種を集約することもあります。
一般的に、業種特化は医療系と資産税が多いようです。
お金持ちを相手にするので付加価値が高く、たまに関与するにはきついですが、
標準化が意外に簡単なためです。
これらの職種は、営業上ある程度の信用が必要なため、中堅・中規模以上の事務所が有利です。
アパレル産業も、他の多くの従来型の製造業同様中国の安価な労働力、
欧米の高いブランド力にはさまれて、事業所数・労働者の大幅な減少が続いていますよね。
就職で迷われたように楽な業種ではないでしょう。
そんな中でも、1割くらいの企業は、確実に勝っていきます。
この成長に寄与するのが我々税理士の社会的使命でしょう。
ただ、個人的には経験が浅い会計人の業種特化は勧められません。
オールラウンドに高いレベルの実力がない人が狭い知識でベンチャー企業を
助けることは出来ないからです。他業種の勝ち組企業にこそ、
停滞打破のヒントがあるものです。
色々な業種の勝ち組企業をきちんと担当してから自分の得意分野を作るよう、
うちではキャリアプランを考えています。
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