キャリアコラム
司法書士というと、男性を思い浮かべますか?それとも女性でしょうか
女性司法書士は2~3割
司法書士というと、男性を思い浮かべますか?それとも女性でしょうか。
私は女性なので、周りにはたくさん女性司法書士がいるように感じますが、統計でみると、
司法書士登録者数(会員数)*令和7年度司法書士白書
男性約80%、女性約20%
司法書士試験合格者数 *令和7年度法務省
男性約70%、女性約30%
会員数・合格者数とも女性比率は年々増加傾向、都市部の方が女性比率は若干高めとのこと。上記は全国平均ですが、一番高い東京司法書士会だと司法書士登録者数(会員数)の女性比率は25.2%ということでした。*令和6年度
女性にとって働きやすい職業の1つ
司法書士は、女性にとって働きやすい職業の1つと思います。司法書士は専門職ですので、実力主義の面が強く、男女関係なく活躍できる場所があると思います。
実務においては、その課せられた業務を遂行できるかどうかが問題であり、それは男性でも女性でも、任務を完遂するのであればあまり関係がありません。
もちろん業務によっては、お客様が男性司法書士を好む場面もあるかもしれません。
が、逆に女性司法書士だから安心して信頼いただける場面も多々あります。相続等では強みになることもあります。
女性だから軽んじられる、拒否されるといった場面に遭遇したことはないように思います。逆に女性が優遇される場面もあまりないと思います。
司法書士の代表的な業務の1つ、不動産決済の立会の場などでは、売主様・買主様・仲介会社様・金融機関の方と関係者は多くても、司法書士という立場は通常1人であり、取引の安全を担保するという司法書士の任務を果たすのみであり、そこに男性も女性もないのだと思います。単発の業務の場合はそれが顕著に現れます。
女性司法書士ならではの強み
きめ細やかなコミュニケーション能力と、生活者の視点、相談時の親しみやすさは、強みになると思います。
また、登記業務においては書類の精度、的確さが必要で、特に登記申請書類は100%完璧である必要があるので、この点得意な女性は多いと思います。
10%の女性はどこに行ってしまうのでしょう
冒頭に記載した統計では、司法書士試験に受かったときには女性は30%いたのに、実際司法書士の仕事をしている女性は20%ということになりましょうか。
10%の女性はどこに行ってしまうのでしょう。
司法書士実務においては、男女差別は少ないように思いますが、ビジネスの場では、専門職としてオンリーワンの役割を担うことが多く、その重圧は少なからずあるかもしれません。
でもそれは女性に限ったことではありません。やはり、出産・育児・家事・生活などとのバランスも重要な要素であると思います。
司法書士という資格があろうがなかろうが、出産・育児・家事・生活とのバランスはあらゆる職業に共通した問題であり、ただ、司法書士という資格があれば、仕事に戻りやすいのは間違いないと思います。
私自身、司法書士試験受験中に出産を経験しており、司法書士になりたての頃は幼い子達の育児真っ最中でした。
その頃の振り返りは、次回以降に回したいと思います。
TOTALは3:1、バランスを大事に質の高いサービスを継続
令和8年現在の司法書士法人TOTALの司法書士有資格者数割合は、男性3:女性1です。(事務職を含む事務所全体の男女比は男性5:女性5)
司法書士事務所開設当初は、女性(私)1名100%、次に入社下さった司法書士有資格者も女性でした。3人目に男性司法書士が入社下さった時、何だかバランスが取れたような、安心感のような、そういった感覚を心の中に感じた記憶があります。
女性司法書士にも男性司法書士にも活躍・定着いただけることは事務所の目指すところですが、この記事を書くにあたり様々な統計を調べたところ、現在の当事務所の司法書士男女比、事務職を含む男女比ともに全国平均にあるのだという意外な発見がありました。
司法書士法人TOTALは、個性の尊重と同時に、あらゆることにおいてバランスも大切にしています。
それが安定した質の高いサービスの継続的提供につながる可能性があると思っています。
よって、女性司法書士も男性司法書士も性別に関係なく歓迎です。
また、セカンドキャリアとして司法書士を目指す女性の方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
司法書士事務所で働くことに興味や関心を持ちましたら、こちらの採用情報もぜひご覧ください。
司法書士法人TOTALでは、皆様のご応募をお待ちしております。
執筆者

司法書士法人 TOTAL
代表司法書士
高橋 京子
千葉県出身。千葉県立千葉高校、お茶の水女子大学卒業。
東京海上火災保険(現:東京海上日動火災保険)に11年半勤務の後、平成17年司法書士試験合格。合格同年に司法書士登録、司法書士事務所を開設し現在に至る。
依頼主に安心していただけるよう、日々の研鑽を積み、丁寧できめ細やかな高品質のサービス提供に努める。